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トガスグリ |
ユキノシタ科(スグリ科) |
Ribes sachalinense (F.Schmidt) Nakai |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 高さ50〜80cmの夏緑広葉小低木。幹の株は地面を這い、途中から立ち上がる。若い枝は短毛がやや密生し、まばらに腺毛を混じる。古い樹皮ははがれ、表面は紫褐色となる。葉は長柄があり、葉身は腎円形で、基部は深い心形となり、掌状に3中裂し、先は鋭尖形となる。5〜6月、総状花序に多数の両性花をつけ、淡黄緑色となるが、ときに紫紅色を帯びる。液果は赤熟し、腺毛が密生する。 |
分布の概要 | 安家森、青松葉山、早池峰山、六角牛山などに分布する。北海道・本州(中部地方以北)・四国、サハリンに分布する。 |
生育状況 | 山地〜亜高山帯の谷沿いなど、やや湿性な斜面に生育する。 |
生存に対する脅威 | 自然遷移、盗掘など。 |
特記事項 | 特殊環境に生育するため、生育地は少ない。 |
文献 | 小水内長太郎・三浦徳蔵(1980)山岳標高差による特殊植物分布例(遠野市)について,岩手植物の会会報17:30-38 |
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