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ヒメスズムシソウ |
ラン科 |
Liparis krameri Franch. et Sav. var. nikkoensis (Nakai) K.Inoue |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TA類 |
形態 | 花茎の高さ約4cm前後の多年草。開花個体の葉は2枚で長さ2cm幅1cm前後。7月に数個の花をつける。花の色は黄色から淡黄緑色で唇弁に紫色の条線がある。全草がきわめて小さいことを除けばジガバチソウと異なるところがほとんどなく、亜高山帯風衝草原に適応したジガバチソウの変種と考えられている。 |
分布の概要 | 早池峰山に分布する。他に長野県・山梨県・栃木県に分布する。 |
生育状況 | 亜高山帯風衝草原に生育する。 |
生存に対する脅威 | 個体数が極めて少ない。盗掘や周辺の踏み荒らしなどが脅威となる。 |
特記事項 | きわめて小さく、目立たない草本であるため、他にも生育地が存在する可能性がある。 |
文献 | 1. 鈴木まほろ・八重樫理彦 (2018) 東北地方におけるヒメスズムシソウの初記録, 植物分類・地理 66(2):175-176 |
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