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ヒロハトンボソウ
ラン科
Platanthera fuscescens (L.) Kraenzl.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ25〜50cmになる多年草。根茎は横に這い、前年に延びた根茎の背から地上茎が伸びる。茎は直立し、中部に広卵形の葉を2〜3個つけ、その上部に鱗片葉が数枚つく。6〜7月、黄緑色の花を穂状にやや密につける。背萼片、側萼片、側花弁でかぶとをつくる。唇弁は基部で3裂し、側裂片は鋭三角形となる。
分布の概要 久慈市に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、千島・サハリン・カムチャツカ・朝鮮・東シベリアに分布する。
生育状況 夏緑広葉樹林の林床や林縁などに生育する。
生存に対する脅威 森林開発、森林伐採など。
特記事項 これまで記録されていなかったが、少数個体が発見された。
文献 小守一男・鈴木まほろ(2009)Platanthera fuscescensヒロハトンボソウを岩手県で確認,東北植物研究15:29-30
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