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サギソウ
ラン科
Pecteilis radiata (Thunb.) Raf.
岩手県:Aランク        環境省:準絶滅危惧

形態 高さ15〜40cmになる多年草。小さな球茎から地上茎を伸ばす。茎の下部に3〜5個の葉をつけ、上部は鱗片葉となる。7〜8月、白色の花を1〜3個つける。萼片は緑色、側花弁は白色、これらでかぶとをつくる。唇弁は大きく、3深裂し、中裂片は披針形、側裂片の縁は糸状に深く細裂する。距は斜めに下垂する。
分布の概要 一関市に分布する。本州・四国・九州、朝鮮・台湾に分布する。
生育状況 日当たりがよい酸性の湿地に生育する。
生存に対する脅威 湿原開発、湿原周囲の開発による水質悪化、盗掘など。
特記事項 生育地、個体数とも著しく減少し、確実な生育地は1ヵ所となった。
文献 鈴木實(1974)県南に分布する植物について,岩手植物の会会報11:23-25
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