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ツリシュスラン |
ラン科 |
Goodyera pendula Maxim. |
岩手県:Aランク 環境省:なし |
形態 | 長さ10〜20cmの常緑性の着生多年草。茎の基部は横に這い、先端は下垂する。葉は広披針形、鋭頭で、基部はくさび形になる。7〜9月、花序は基部が湾曲して立ち上がり、白色の花を一方に偏って多数つける。子房、胞、花柄にはまばらに縮毛をつける。萼片は狭卵形、側花弁は狭倒披針形、唇弁は広卵形になる。 |
分布の概要 | 奥羽山脈に分布する。北海道・本州・四国・九州、台湾に分布する。 |
生育状況 | 夏緑広葉樹林内の大木の樹上や岩上で、コケに埋もれるように生育する。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、盗掘など。 |
特記事項 | 生育地、個体数ともきわめて限られている。近縁種と確認する必要がある。 |
文献 | 大森鉄雄(1996)岩手県に産する2・3の植物についてXI,岩手植物の会会報33:35-37 |
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