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ハマカキラン
ラン科
Epipactis papillosa Franch. et Sav.var. sayekiana (Makino) T.Koyama et Asai
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ30〜60cmになる多年草。根茎は短いが匍匐する。全草に褐色の短い縮毛がある。葉は5〜7個で、楕円状卵形、基部はやや鞘となる。7〜8月、茎の先端に20〜30個の帯黄色の花が総状につく。萼片は狭長卵形で、帯黄色になる。唇弁は卵状披針形で、白色〜黄緑色、唇弁には赤紫色の斑紋がある。
分布の概要 宮古市、大船渡市などに分布する。本州(青森県〜愛知県)に分布する。
生育状況 海岸付近のクロマツ林やアカマツ林の林床や林縁に生育する。
生存に対する脅威 踏みつけ、刈り払い、潮堤建設などの海岸開発、盗掘など。
特記事項 東日本大震災の大津波により、陸前高田市の生育地は消失し、全滅した。他の生育地も個体がわずかしか残されていない。
文献
写真