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アツモリソウ |
ラン科 |
Cypripedium macranthos Sw. var. speciosum (Rolfe) Koidz. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ20〜40cmになる多年草。根茎は横に這うが、節間はつまる。葉は3〜5枚で互生し、基部は短い鞘となる。茎と葉には毛がある。5〜7月、茎頂に球形で淡紅色の花を1個つける。萼片は卵形、側花弁は卵状披針形で、いずれも鋭先頭となる。唇弁は大きな袋状で、内部に長毛を散生する。 |
分布の概要 | 北上山地に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、南千島・アジア北東部〜ヨーロッパ東部に分布する。 |
生育状況 | 日当たりのよい草原や疎林の林床に生育する。 |
生存に対する脅威 | 草原開発、草地の管理放棄による自然遷移、盗掘など。 |
特記事項 | 生育地、個体数とも減少が著しく、久慈市や洋野町では絶滅した。 |
文献 | 関根清正(2006)洋野町種市地区の植物,岩手植物の会会報43:38-43 |
写真 |