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| サルメンエビネ |
| ラン科 |
| Calanthe tricarinata Lindl. |
| 岩手県：Ａランク 環境省：絶滅危惧Ⅱ類 |
| 形態 | 高さ30～50cmになる多年草。偽球茎は球状となる。葉は3～4個つく、急鋭尖頭となる。5～6月、葉柄の基部から太い花茎を伸ばし、7～15個の花を総状につける。萼片は狭長楕円形で鋭頭、側花弁は広倒披針形で鋭頭、いずれも黄緑色となる。唇弁は紫褐色～朱紅褐色を帯び、3裂する。側裂片は小さく、中裂片は大きく、先端の縁にひだがあり、中央に3条のとさか状突起がある。 |
| 分布の概要 | 奥羽山脈と北上山地に分布する。北海道・本州・四国・九州、台湾・ヒマラヤに分布する。 |
| 生育状況 | ブナ林などの夏緑広葉樹林の林床に生育する。 |
| 生存に対する脅威 | 森林開発、森林伐採、道路工事、盗掘など。 |
| 特記事項 | 生育地は少なく、個体数も少ない。 |
| 文献 | |
| 写真 |  |