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キソエビネ
ラン科
Calanthe alpina Hook.f. ex Lindl.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧TA類

形態 高さ20〜30cmになる多年草。偽球茎は球状で、連珠状に並ぶ。葉は3〜4個つき、繻子状の光沢がある。6〜7月、花茎の上部に3〜8個の帯紫微紅色の花を総状につける。萼片は広披針形で鋭頭となる。側花弁は披針形で短い。唇弁は萼片よりも短く、半円形で、分裂しない。全体にうつむき加減で開花する。
分布の概要 葛巻町、岩泉町、宮古市川井、花巻市、遠野市に分布する。本州(中部地方以北)・四国(石鎚山)に分布する。
生育状況 腐植土からなる適潤な林床に生育する。
生存に対する脅威 森林開発、森林伐採、盗掘など。
特記事項 生育地は点在するが、個体数もきわめて少ない。
文献 及川邦夫(1982)ベニカヤランとキソエビネ,岩手植物の会会報19:27-19
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