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サヤスゲ
カヤツリグサ科
Carex vaginata Tausch
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧TB類

形態 高さ20〜50cmの多年草。根茎は叢生せず、細長い匐枝を出す。葉はやわらかく扁平で、上方のものほど短葉となる。小穂は2〜4個で、互いに離れて直立する。頂小穂は雄性で広線形、長柄がある。側小穂は雌性で短円柱形、長い鞘がある。最下の小穂は根出状となることがある。果胞は3稜卵形で、上部は急に縮まる。
分布の概要 焼石岳に分布する。北海道・本州(焼石岳)、朝鮮半島・サハリン・千島・シベリア・ヨーロッパに分布する。
生育状況 亜高山帯や寒冷地にあるミズゴケ湿原に生育する。
生存に対する脅威 乾燥化、踏み荒らしなど。
特記事項 登山道が整備されたことで、生育地に変化が見られる。
文献
写真