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カンチスゲ |
カヤツリグサ科 |
Carex gynocrates Wormsk. ex Drej |
岩手県:Aランク 環境省::絶滅危惧TB類 |
形態 | 高さ10〜20cmの多年草。根茎は細く短い。葉は非常に細く、やや厚い。小穂は1個しかつかず、上部に雄花、下部に雌花をつける。あるいは雌雄異株となる。果胞は楕円形で、厚いレンズ形、両縁は鋭く、熟すと水平に開出する。 |
分布の概要 | 焼石岳に分布する。北海道(根室)・本州(焼石岳)、サハリン・千島・カムチャツカ・北アメリカ北部に分布する。 |
生育状況 | 高山や寒冷地のミズゴケ湿原に生育する。 |
生存に対する脅威 | 登山道開設、踏み荒らし、盗掘など。 |
特記事項 | 分布の南限にあたる。生育地が限定され、個体数もきわめて少ない。 |
文献 | 須川直義(2005)北上市立博物館所蔵のマスクサ亜属(カヤツリグサ科スゲ属)目録,北上市立博物館研究報告15:199-204 |
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