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イトスゲ
カヤツリグサ科
Carex fernaldiana H.Lev. et Vaniot
岩手県:Aランク        環境省:なし

形態 高さ15〜30cmの多年草。根茎はやや叢生し、細い匍匐枝を出す。稈の基部の鞘は淡いわら色、葉は扁平で、基部のものは常に内巻きし、柔らかい。小穂は2〜3個で、最下が隔離することがある。頂生穂は雄性、線形、側小穂は雌性で、短円柱形、まばらに花をつける。果胞は鈍三稜形で、口部は2歯となる。
分布の概要 大槌町に分布する。北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島南部・台湾に分布する。
生育状況 暗い林の中の岩上に生育する。
生存に対する脅威 森林開発、森林攪乱による環境変化など。
特記事項 個体数がきわめて少ない。
文献 大森鉄雄(2001)イトスゲが岩手県に産す,岩手植物の会会報38:7-8
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