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タカネシバスゲ |
カヤツリグサ科 |
Carex capillaris L. subsp. chlorostachys (Steven) A.Loeve, D.Loeve et Raymond. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 高さ10〜20cmの多年草。根茎は短く、匍匐枝は出さない。稈の基部の鞘は褐色、一部は暗赤色で、後に繊維状に細裂する。頂小穂は雄性で線状披針形、糸状の短い柄がある。側小穂は雌性で狭長楕円形、長い柄があり、下部の苞は長鞘となり、短葉をつける。果胞は平滑、無毛で少し光沢がある。 |
分布の概要 | 早池峰山に分布する。北海道(夕張岳)・本州(早池峰山・白馬山)、朝鮮半島北部・サハリン・千島に分布する。 |
生育状況 | 高山帯の日当たりのよい岩の割れ目や礫地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 不用意な抜き取り、盗掘など。 |
特記事項 | 生育地、個体数ともきわめて少ない。 |
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