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ヒンジモ |
ウキクサ科(サトイモ科) |
Lemna trisulca L. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 浮遊性の水生多年草。植物体は水面下で絡み合って群生する。葉状体は卵状長楕円形で、先端は鋭頭からやや鈍頭で、上縁に微小な鋸歯がある。細長い柄があってお互いが連なって群体をつくる。根は1本ある。 |
分布の概要 | 八幡平市、盛岡市玉山区、滝沢市、雫石町の岩手山周辺に分布する。北海道・本州、南アメリカ以外の全世界の温帯から暖帯までの広い地域に分布する。 |
生育状況 | 池沼、湧水地、そこから流出した小川などの水域で、水温が9〜15℃程度で年間を通して一定している。時としてやや富栄養化した水域にもみられる。 |
生存に対する脅威 | 水量の減少、水質汚濁、池沼の開発、自然遷移など。 |
特記事項 | 生育地が限定され、他県では多くの地域で絶滅している。 |
文献 | 亀山喜作(1995)ヒンジモ(品字藻Lemna trisulca L.)の生育地の発見について,岩手植物の会会報32:36 大和敬子(2000)ヒンジモ金沢清水で確認.岩手植物の会会報37:61 荒木田昭子(2006)ヒンジモ雫石町岩手山麓で確認,岩手植物の会会報43:44 杉田修一(2009)岩手火山南麓におけるヒンジモの新分布地について,岩手植物の会会報46:49-50 |
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