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フォーリーガヤ |
イネ科 |
Schizachne purpurascens subsp. callosa (Turcz. ex Griseb.) T. Koyama & Kawano |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TA類 |
形態 | 花茎の高さ50cm前後の多年草。葉は少数で細長い。短い地下茎をもち、まばらに叢生する。6月に長い花茎の先に3〜10個の小穂からなる円錐花序をつけ、先はやや垂れ下がる。小穂には明らかな柄があり、4〜5個の小花をもつ。小花の基盤に短く密な毛束があり、護穎には真っ直ぐな芒がある。 |
分布の概要 | 岩泉町の2か所で確認されている。他に北海道と長野県に分布し、山梨県にも記録がある。 |
生育状況 | 岩塊が積み重なる斜面に成立した落葉広葉樹林の林床で、岩上に生育している。開花個体数はいずれの生育地でも数株と少ない。 |
生存に対する脅威 | 個体数がきわめて少なく、わずかな環境改変なども脅威になりうる。 |
特記事項 | 目立たない草本であるため、他にも生育地が存在する可能性がある。 |
文献 | 鈴木まほろ・大上幹彦・金田宜昭・武田眞一・浜津ミサノ(2016)植物研究雑誌,91:105-106p |
写真 |