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コアマモ |
アマモ科 |
Zostera japonica Asch. et Graebn. |
岩手県:Aランク 環境省:なし |
形態 | 小型の沈水生の多年草。根茎は細く、横走し、各節から根と直立茎を出す。葉には2〜3本の葉脈があり、先端は楕円形で、くぼむこともある。肉穂花序は頂生する。種子は褐色で、卵形、わずかに稜がある。 |
分布の概要 | 大槌町、大船渡市などに分布する。北海道・本州・四国・九州・琉球、サハリン・北アメリカ西海岸に分布する。 |
生育状況 | 内湾の奥や河口、干潟などの潮間帯下部で、干潮時に干上がるような浅い砂泥質に生育する。 |
生存に対する脅威 | 海岸・河川・干潟開発による埋め立て、水質や底質の悪化など。 |
特記事項 | 宮古市〜陸前高田市の沿岸に分布したが、東日本大震災以前に多くが絶滅した。また、以前に移植が行われたが、定着できずにすべてが流出した。 |
文献 | 猪苗代正憲(2008)山田町織笠川,河口のコアマモの移植について,岩手植物の会会報45:33-36 大森雄治(2000)日本の海草―分布と形態―,海洋と生物22:524-532 相生啓子(1998)日本の海草―植物版レッドデータリストより―,海洋と生物20:7-12 |
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