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| スゲアマモ |
| アマモ科 |
| Zostera caespitosa Miki |
| 岩手県：Ａランク 環境省：準絶滅危惧 |
| 形態 | 高さ1ｍ程度になる海産沈水生の多年草。根茎は横走し、節間が短く、叢生するようにみえる。株元には枯死した葉の基部が多数集まる。葉の先端はU字形にくぼむ。開花株は主茎から伸びて肉穂花序を頂生する。種子は褐色〜淡褐色で、卵形、20本程度の縦の稜があり、表面に微細な突起物がある。 |
| 分布の概要 | 山田町、大槌町に分布する。北海道・本州(日本海沿岸、岩手県以北)、日本海沿岸に分布する。 |
| 生育状況 | 水深2〜6ｍの砂から砂泥の海底に生育する。大潮の時も空中に出ることはない。 |
| 生存に対する脅威 | 海岸開発、陸からの雑排水による水質汚染、富栄養化、植物プランクトンの増加(赤潮)、透明度の低下、無酸素層の発生など。 |
| 特記事項 | 分布が限られる。東日本大震災の大津波の影響を受けたが再生されている。 |
| 文献 | 大森雄治(2000)日本の海草―分布と形態―，海洋と生物22：524-532 大森雄治・相生啓子・盛田孝一(1996)スゲアマモ(Zostera caespitosa Miki：アマモ科)の新産地，東京大学海洋研究所・大槌臨海研究センター報告21：32-37 |
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