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カワツルモ
カワツルモ科
Ruppia maritima L.
岩手県:Aランク        環境省:準絶滅危惧

形態 全草が繊細な糸状の沈水生の多年草。地下茎は水底を這い、水中茎を分枝する。葉は狭線形で、葉縁に鋸歯があり、基部は葉鞘となって茎を抱く。5〜9月、葉腋から伸びた花茎の先端に2個の花をつける。花は花被がなく、雄ずいと心皮からなる。果実は黒色で、堅く、卵球形となる。
分布の概要 山田町に分布する。北海道・本州・四国・九州・琉球、全世界に分布する。
生育状況 河口や海岸沿いの水域で、淡水と海水が混ざり合う地域に生育する。
生存に対する脅威 池沼・海岸・湿地などの開発事業、水質汚濁、水質の変化(特に淡水化、海水流入)などである。
特記事項 以前は沿岸の数ヵ所で確認されていたが、現在は1ヵ所のみ確認されている。しかし、東日本大震災の大津波の影響を受けた場所で、今後も生育環境が維持される可能性は小さく、十分、監視する必要がある。
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