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カラフトグワイ |
オモダカ科 |
Sagittaria natans Pall. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TA類 |
形態 | 多年生の浮葉植物。成長初期は沈水状態で細長い葉を根生する。成長すると細い楕円形〜矢尻形の浮葉をつける。塊茎で増える。 |
分布の概要 | 本州では八幡平市のみで、他に北海道に分布。ユーラシア大陸の亜寒帯に広く分布する。 |
生育状況 | 亜高山帯や寒冷地の池沼に生育する。多くが沈水状態で、浮葉をつける個体は少ない。 |
生存に対する脅威 | 生育地が限られており、水質の悪化や土砂の流入など、わずかな環境改変も脅威になりうる。 |
特記事項 | 国内では北海道にのみ分布するとされていたが、県内の生育地が2012年に発見され、2017年に報告された。沈水状態では他の種と見分けがつきにくいため、他にも生育地が存在する可能性がある。 |
文献 | 1. T.Shiga et al. (2017) Genetic identification of Sagittaria natans(Alismataceae) from Lake Yonuma(Iwate Prefecture)as a new locality in Japan, Journal of Japanese Botany 92(4):184-192. |
写真 |