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オニヒョウタンボク
スイカズラ科
Lonicera vidalii Franch. et Sav.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 樹高5mほどになる夏緑広葉小高木。枝は中実で、微細な腺点がある。葉は倒卵形から長楕円形、先端は尖り、両面には立毛が多い。5〜6月、葉腋から花柄が伸びて2花をつける。花冠は二唇形、帯緑白色で、外面は花糸と花柱の下部ともに毛がある。液果は球形で、紅熟し、下半分は合着する。
分布の概要 一関市東山町から新たに報告された。本州(群馬県・長野県・岡山県・広島県)、朝鮮南部に分布する。
生育状況 山地の林床などに生育する。
生存に対する脅威 自然遷移、盗掘など。
特記事項 2012年に新たな北限地として報告された。発見当時、8株が確認されたが、いずれも定期的な伐採を受けた萠芽株で本来の生育状況とはいえず、保護の方法を検討する必要がある。
文献 高橋大等(2013)オニヒョウタンボクの北限地,植物研究雑誌88:249-250
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