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フサタヌキモ |
タヌキモ科 |
Utricularia dimorphantha Makino |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 長さ1mになる浮遊する水生の多年草。茎はややまばらに分枝し、根はなく、土に埋もれるように固着することもある。葉は互生し、細かく分裂し、小さな捕虫嚢をごく少数つける。7〜8月、3〜10個の花をつける総状花序を水中から伸ばす。花は黄色で、距は下唇よりも短く、前に向く。葉腋に閉鎖花をつける。 |
分布の概要 | 平泉町に分布する。本州(岩手県〜兵庫県)に分布する。 |
生育状況 | やや富栄養化した水域で、流れがゆるやかな水田縁の溝、水路、ため池などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 水路改修、埋め立て、水質汚濁など。 |
特記事項 | 食虫植物。人間活動が盛んな場所に生育するため、絶滅に瀕している生育地が多い。 |
文献 | 上野雄規(1997)東北におけるフサタヌキモの現状と保全,植物地理・分類研究45:53-64 |
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