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ミミカキグサ |
タヌキモ科 |
Utricularia bifida L. |
岩手県:Aランク 環境省:なし |
形態 | 高さ5〜15cmになる小型の多年草。茎は白色糸状で地中に伸び、所々に捕虫嚢と線状の地上葉を出す。8〜10月、地中の燐片葉の腋から総状花序を伸ばし、花を2〜7個つける。花柄は明らかで、距は後方斜め下を向く。花後、花柄は伸びて開出し、宿存萼も伸び広がり、さく果を覆い、耳かき状になる。 |
分布の概要 | 花巻市、一関市などに分布する。本州・四国・九州・琉球、中国・インド・マレーシア・オーストラリアに分布する。 |
生育状況 | 低地の湿地やため池の土手などの泥質土壌などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 湿原開発、踏みつけ、水環境の変化に伴う自然遷移など。 |
特記事項 | 食虫植物。湿原の減少とともに生育地、個体数とも大きく減少し、絶滅する危険がきわめて高い。 |
文献 | 竹原明秀(1985)花輪堤の植物相,「国指定天然記念物花輪堤ノハナショウブ群落調査報告書U」,41-50,花巻市教育委員会 |
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