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ヒメコザクラ
サクラソウ科
Primula macrocarpa Maxim.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧TA類

形態 高さ10cmほどの小型の多年草。根茎は短く、葉を根生する。葉は広卵形または卵円形で、先端は尖り、下部で急に狭まって葉柄となる。若い葉は白い粉をつけるが、後でなくなる。6月、葉の間から花茎を伸ばし、1〜4個の花を散形につける。萼は筒形で1/3〜1/2の深さに5裂する。花冠は白色で、花喉部は黄白色となる。
分布の概要 早池峰山に分布する。
生育状況 蛇紋岩地の日当たり良いやや湿った礫地から岩の間に生育する。
生存に対する脅威 登山者の踏みつけ、岩礫に崩壊や移動による埋蔵、盗掘など。
特記事項 一関市大東町から報告されていたが、その後の調査でも発見できず、すでに絶滅したものといえる。
文献 小水内長太郎(1971)植物調査研究を回顧して,岩手植物の会会報8:25-29
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