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ユキワリコザクラ
サクラソウ科
Primula farinosa L. subsp. modesta (Bisset et S.Moore) Pax
var. fauriei (Franch.) Miyabe
岩手県:Aランク        環境省:なし

形態 高さ15cm以下の小形の多年草。根茎は短く、葉を根生する。葉は広卵形または楕円形で、下部は急に狭まって柄状となり、縁は裏側に強く反り返り、不明瞭な波状の歯牙がある。6〜7月、葉の間から花茎を出し、3〜15個の花をつける。萼は短筒形で、半ばまで5裂する。花冠は紅紫色で、花喉部は黄白色となる。
分布の概要 八幡平、岩手山、姫神山、焼石岳に分布する。北海道・本州(北部)、千島に分布する。
生育状況 亜高山帯の日当たりのよい岩場や崩壊斜面に生育する。
生存に対する脅威 自然遷移、登山者の踏みつけ、盗掘など。
特記事項 生育地のいくつかは登山道にそって分布するため、容易に盗掘される可能性が高く、絶滅直前の場所もある。
文献 高橋大等(2006)ユキワリコザクラの生育地間の比較と個体群動態から見た生育特性,岩手植物の会会報43:7-12
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