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カラフトイチヤクソウ
イチヤクソウ科(ツツジ科)
Pyrola faurieana Andres
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ10〜20cmになる多年草。細い地下茎が地中に伸び、その先端に数枚の葉を束生する。葉は広楕円形で、先端は円形またはやや短く尖り、縁には小さな鋸歯がある。7〜8月、1〜2枚の鱗片葉をつける花茎を伸ばし、10〜20個の花をつける。花冠は赤みをおびた白色を帯び、花柱は曲がらない。
分布の概要 烏帽子岳、和賀岳山系に分布する。北海道・本州(東北地方)、サハリン・南千島に分布する。
生育状況 亜高山帯の草原に生育する。
生存に対する脅威 登山者の踏みつけ、自然遷移など。
特記事項 生育地が限定され、個体数も少ない。
文献 大森鉄雄・高橋久(1987)高下岳の植物T,岩手植物の会会報24:27-33
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