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オオアカバナ |
アカバナ科 |
Epilobium hirsutum L. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ1.5mになる多年草。茎は直立し、多くの枝を出して広がり、長軟毛と短い腺毛を密生する。葉は上部を除いて対生し、柄はなく、長楕円形から長楕円状披針形で、縁に鋸歯があり、両面に長い軟毛がある。6〜8月、紫紅色の大型の花を腋性する。花柄や子房にも長毛と腺毛があり、花弁の先端は2浅裂する。 |
分布の概要 | 洋野町からの情報がある。本州(青森県・福島県・佐渡島)、ユーラシア・アフリカ北部に分布する。 |
生育状況 | 川岸や湿地などの湿性な草原に生育する。 |
生存に対する脅威 | 海岸開発、海岸整備(防潮堤建設など)、自然遷移など。 |
特記事項 | 東日本大震災の大津波後に生育が確認された植物で、一時的に生育した可能性があるため、今後の生育を追跡する必要がある。 |
文献 | 小山田智彰・鞍懸重和・新井隆介・山内貴義・片山千賀志(2012)東日本大震災の津波による岩手県における海浜性植物の消滅,薬用植物研究34:37-48 |
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