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クロビイタヤ |
カエデ科(ムクロジ科) |
Acer miyabei Maxim. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 樹高25mになる夏緑広葉高木。樹皮は黒灰色で、縦に不規則な裂け目がある。葉は掌状に3〜5中裂し、基部は心形となる。裂片はさらに大きく不揃いに1〜2裂し、先端は円形ないし鈍形、両面に短立毛をつける。5〜6月、複総状花序を頂生し、淡黄色の小さな花を開く。分果には白色の密毛があり、翼果は水平に開く。 |
分布の概要 | 八幡平市、洋野町、久慈市、軽米町、葛巻町、岩泉町、宮古市川井、遠野市などに分布する。北海道(南部)・本州(秋田県・岩手県・長野県)に分布する。 |
生育状況 | 山地の沢筋や小河川の河川敷の湿性地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 河川改修、森林伐採、道路開設など。 |
特記事項 | 集中豪雨に伴う洪水後の復旧工事などの河川改修によって、伐採対象となることが多く、至急、詳細な分布調査などを行う必要がある。 |
文献 | 関根清正(2006)洋野町種市地区の植物,岩手植物の会会報43:38-43 |
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