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ナンブトウウチソウ
バラ科
Sanguisorba obtusa Maxim.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧TB類

形態 高さ30〜60cmになる多年草。根茎は太く、葉は羽状複葉を根生する。茎や羽軸に赤褐色の縮れた毛がある。小葉は13〜17個で、小葉柄はほとんどない。8〜9月、円柱状の穂状花序を出し、先端は垂れ下がる。花は淡紅色で、上方から開花する。雄ずいは4本で、葯は乾くと黄褐色になる。
分布の概要 早池峰山に分布する。
生育状況 高山帯の日当たりのよい岩礫地に生育する。
生存に対する脅威 踏みつけ、盗掘など。
特記事項 早池峰山の固有種で、ここ以外に分布しない。
文献 菊地政雄・小水内長太郎(1961)陸中早池峰連峰の植物,pp53,上西科学教育研究会,遠野市
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