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ヒメウメバチソウ
ユキノシタ科(ウメバチソウ科)
Parnassia alpicola Makino
岩手県:Aランク        環境省:なし

形態 高さ5〜15cmになる小形の多年草。根茎は短く、数個の有柄のある根出葉を束生する。葉身は腎円形または広卵形で、基部は心形、先端は円形で小さい。8月、花茎の先端に1個の花をつける。花は小さく、仮雄ずいは3〜5裂し、裂片の先に腺体はない。裂開直前の葯は灰褐色となる。
分布の概要 八幡平、焼石岳に分布するというが、確実な分布地は八幡平のみと考えられる。
生育状況 亜高山帯の湿性な草原などに生育する。
生存に対する脅威 登山道の開設、踏みつけ、乾燥化など。
特記事項 近縁種のウメバチソウとは仮雄ずいの分裂数、腺体の有無で区分される。これまでに報告された本種とされる多くはウメバチソウの小型化した個体で、本種は限られた場所でのみ確認されている。
文献
写真