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ハリナズナ
アブラナ科
Subularia aquatica L.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧TB類

形態 高さ10cm以下の一年生の沈水植物。茎は伸長せず、葉を根生する。葉は線形で、先は細くなる。花は沈水状態で閉鎖花、抽水状態では白い花弁を持つ開放花をつける。果実は長楕円形状で、中に種子が数個入っている。
分布の概要 八幡平市に分布する。ユーラシア大陸・北アメリカに分布する。
生育状況 水深2m程度の湖底に生育する。
生存に対する脅威 土砂の流入による堆砂や水質の悪化、釣り人によるかく乱など。
特記事項 1982年に岩手県から報告された水生植物で、2ヵ所の生育地が報告されている。
文献 井上幸三(1986)夜沼とほかの二つの湖沼の水草について,岩手植物の会会報23:1-4
鈴木まほろ・森長真一(2008)ハリナズナの国内新産地,東北植物研究14:43-44
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