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ナンブイヌナズナ |
アブラナ科 |
Draba japonica Maxim. |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 高さ20cmほどになる多年草。全体に星状毛がある。茎は下部から分枝し、数枚の葉をつける。葉は広い倒針形で、全縁または粗鋸歯、先端は鋭形、基部はしだいに細くなる。6〜8月、有毛で、後にやや伸長する花序をつける。花弁は黄色、広倒卵形で、先端は凹形となる。短角果は両面が無毛から短毛がある。 |
分布の概要 | 早池峰山に分布する。北海道(夕張岳・日高山系)、本州(早池峰山)に分布する。 |
生育状況 | 高山の砂礫地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 登山者による踏みつけ、盗掘など。 |
特記事項 | 蛇紋岩地帯の高山性荒地植生の標徴種で、砂礫が不安定な場所に生育する。 |
文献 | 菊地政雄・小水内長太郎(1961)陸中早池峰連峰の植物,pp53,上西科学教育研究会,遠野市 |
写真 |