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ツルケマン |
ケシ科(ケマンソウ科) |
Corydalis ochotensis Turcz. |
岩手県:Aランク 環境省:なし |
形態 | 長さ1mになる一年草のつる植物。全草が柔らかく、毛はない。茎には稜があり、分枝しながら広がる。葉は互生し、葉柄があり、三角状、3回3出の複葉で、小葉は3深裂する。8〜9月、淡黄色の花をつける。花は距の先端がすこし湾曲する。さく果は長倒卵形で、種子は数個あり、2列に並ぶ。 |
分布の概要 | 久慈市、岩泉町、遠野市に分布する。本州(関東・中部地方)、シベリア東部・オホーツク沿岸に分布する。 |
生育状況 | 山地の林内の半日陰などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、圃場整備、道路工事、自然遷移など。 |
特記事項 | 変種のナガミノツルケマンは普通に見られるが、本種は生育地、個体数とも多くない。未開花個体では同定を誤ることがあり、これまで報告された情報も再検討する必要がある。 |
文献 | |
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