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クシロワチガイソウ |
ナデシコ科 |
Pseudostellaria sylvatica (Maxim.) Pax |
岩手県:Aランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ5〜25cmになる多年草。地下には紡錘状の根が1個ある。茎は細長く、枝分かれし、1〜2列の下向きの毛がある。葉は線形〜線状披針形で先端は細く、脈上に毛がある。5〜6月、白色の花を1〜8個頂生するか、側生の2出集散花序に付ける。花柄や小花柄に短毛がある。茎の下部の節から有柄の閉鎖花を少数つける。 |
分布の概要 | 岩泉町、宮古市などに分布する。北海道・本州(青森県・岩手県・栃木県)、朝鮮半島・中国・ウスリー・アムールに分布する。 |
生育状況 | 山地の明るい林床に生育する。花崗岩が風化したマサ土の上に生育する傾向がある。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、草地開発、石灰岩の採掘、道路工事、盗掘など。 |
特記事項 | 同属のナンブワチガイソウ、ワダソウととに個体数がきわめて少ない。 |
文献 | 竹原明秀(2001)櫃取湿原自然環境保全地域の植生と植物相,「自然環境保全地域等動向調査報告書」,43-77,岩手県生活環境部自然保護課 |
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