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サクラバハンノキ |
カバノキ科 |
Alnus trabeculosa Hand.-Mazz. |
岩手県:Aランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 樹高20mになる夏緑広葉高木。枝はやや灰色を帯び、若い時には帯黄色の毛がある。葉身は卵状楕円形または長楕円形で、整った細かな鋸歯があり、鋸歯先端に腺点があり、先端は短鋭尖頭、基部は円形から浅い心形で、表面は光沢があり、乾くと赤褐色を帯びる。3〜4月、開葉に先立ち、開花する。雄花序は枝の先に4〜5個つき下垂する。雌花序はその下方に2〜3個つく。堅果は扁平で、狭い翼がある。 |
分布の概要 | 西和賀町に分布する。本州(岩手県以南)・九州、中国に分布する。 |
生育状況 | ミズゴケ類が生育するような湿地などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、乾燥化、自然遷移など。 |
特記事項 | 石川県や宮崎県などでは天然記念物に指定されている。県内では1996年に西和賀町で発見され、その後、天然記念物に指定された。さらに調査する必要がある。 |
文献 | 竹原明秀(1997)岩手県湯田町のサクラバハンノキ生育地の植生,自然誌研究年報2:35-43 |
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