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オオミズトンボ |
ラン科 |
Habenaria linearifolia Maxim. |
岩手県:絶滅 環境省:絶滅危惧TB類 |
形態 | 高さ40〜60cmの多年草。茎は楕円形の球茎から出る。葉は茎の下部に数枚あり、線形で先端は次第に細くなって尖る。花は白色で、5〜7個を総状につける。唇弁は淡緑色で、3裂して十字形をし、側裂片は湾曲して下垂し、ふつう歯牙がある。距は先端に向かい太くなる。 |
分布の概要 | 一関市の湿原で発見されたという報告があるが、その後、確認されていない。北海道・本州(関東地方以北)、朝鮮半島・中国(東北部)・アムール・ウスリーに分布する。 |
生育状況 | 日当たりが良い湿地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、水環境の変化、盗掘など。 |
特記事項 | 近縁種にミズトンボがあり、同様の生育環境にみられる。 |
文献 | 村井三郎・安本広静(1982)岩手植物拾遺録(4),岩手植物の会会報19:36-39 |
写真 |