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マツラン
ラン科
Gastrochilus matsuran (Makino) Schltr.
岩手県:絶滅          環境省:絶滅危惧U類

形態 着生する小形の多年草で、全体が暗紫紅色の細かい斑紋をつける。多数のやや太い気根を10本程度つける。茎は細く、2列互生に革質の葉をつける。5〜6月、花茎が葉腋から出て、2個の鱗片葉と1〜4個の花をつける。花は黄緑色の地に暗紫色の斑点がある。
分布の概要 陸前高田市の海岸で発見されたが、現在は確認されていない。本州(宮城県以南の太平洋側)・四国・九州に分布する。
生育状況 クロマツなどの常緑樹の幹や太枝にコケと共に着生する。
生存に対する脅威 着生木の枯死や強風による枝落ちなどの生育環境の変化、盗掘など。
特記事項 県内から報告数はきわめて少なく、個体数もきわめて少ないといえる。
文献 及川邦夫(1982)ベニカヤランとキソエビネ,岩手植物の会会報19:27-19
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