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ハマゴウ
クマツヅラ科(シソ科)
Vitex rotundifolia L.f.
岩手県:絶滅          環境省:なし

形態 高さ30〜60cmの夏緑広葉低木。茎は砂上や中を匍匐し伸び、枝は四角形となる。葉は対生し、楕円形ないしは倒卵状円形で、裏面には灰白色の軟毛が密生する。7〜9月、枝先に円錐花序を出し、紫色の唇形花を開く。果実は直径5〜7mmの球形で、淡黒色に熟す。
分布の概要 陸前高田市で確認されていたが、発見されていない。本州・四国・九州、朝鮮半島・東南アジア・ポリネシア・オーストラリアに分布する。
生育状況 海岸の砂地に生育する。
生存に対する脅威 防潮堤などの海岸造営物建設による砂浜の減少、津波による砂浜の変化など。
特記事項 陸前高田市に生育が確認されていたが、1960年5月のチリ地震津波で生育地の砂が洗い流され、絶滅した。その後、生育の確認ができていない。
文献 吉田繁(1994)植物,「陸前高田市史第1巻自然編」(陸前高田市史編纂委員会編),29-408,陸前高田市
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