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オニヒカゲワラビ
オシダ科(イワデンダ科)
Diplazium nipponicum Tagawa
岩手県:Cランク        環境省:なし

形態 高さ70〜120cmになる大形の常緑性または夏緑性シダ。太い根茎が長く匍匐し、葉が混み合ってつく。葉柄は緑色〜わら色、基部は汚褐色で鱗片がつく。葉身は2回羽状複生〜3回羽状深裂し、葉の下面の羽軸や裂片中肋などの脈上にやや密生した短毛がはえる。胞子嚢群は線形で、中肋寄りにつく。
分布の概要 奥州市前沢区から採集された報告がある。本州・四国・九州、中国に分布する。
生育状況 山地の樹下のやや湿った半日陰地に生育する。
生存に対する脅威 森林伐採、自然災害などによる環境の変化など。
特記事項 分布の北限に近く、個体数が少ない。
文献 鈴木實(1989)岩手県南に分布の植物新知見,岩手植物の会会報26:36-40
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