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サンショウモ |
サンショウモ科 |
Salvinia natans (L.) All. |
岩手県:Bランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 浮遊性の水生シダ。茎は多少分岐し、多細胞毛がある。茎の各節より3枚の葉がつき、2枚は対生する浮葉で10対前後、1枚は水中葉で細裂して根状となり、中に垂れる。葉の表面には短い突起が密にあり、その先に数本の刺状の毛がつく。胞子嚢群は水中葉の基部に集まってつく。 |
分布の概要 | 花巻市、北上市、奥州市、一関市などに分布する。本州・四国・九州、アジア〜ヨーロッパに分布する。 |
生育状況 | 水田や池沼、流れの緩やかな水路などの水面に生育する。 |
生存に対する脅威 | 水田の乾田化、池沼の改修、水質悪化、農薬汚染など。 |
特記事項 | 生育地、個体数ともいちじるしく減少している。 |
文献 | 吉田繁(1985)陸前高田沿岸部の植物―広田半島を中心に―,岩手植物の会会報22:6-13 大森鉄雄(2001)岩手県に産する2,3の植物についてXIII,岩手植物の会会報38:16-19 大森鉄雄(2010)花巻市のため池・湿性地の植物T―旧花巻市域のため池・湿性地における水生・湿生植物,花巻市文化財調査報告書4:1-35 |
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