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ヒメハナワラビ |
ハナヤスリ科 |
Botrychium lunaria (L.) Sw. |
岩手県:Bランク 環境省:絶滅危惧U類 |
形態 | 高さ5〜10cmの小形の夏緑性シダ。根茎は短く、1年に葉を1枚出す。栄養葉は卵形から長卵形で、円形、3〜5枚の裂片を持つ単羽状で、短い柄がある。胞子葉は穂状〜円錐状で、3回羽状に深裂し、栄養葉とほぼ同じ大きさからなる。球状の胞子嚢はやや密に接してつける。 |
分布の概要 | 岩手山、平庭高原、早池峰山から記録されている。北海道・本州(中部地方以北・鳥取県)、北半球の温帯・オーストラリア・ニュージーランド・アルゼンチンに分布する。 |
生育状況 | 高山帯の日の当たる草原や岩場などに生育する。 |
生存に対する脅威 | 踏みつけなど。 |
特記事項 | 前回は「情報不足」としたが、これまでの情報からBランクとした。 |
文献 | 村井三郎・安本広静(1982)岩手植物拾遺録(4),岩手植物の会会報19:36-39 |
写真 |