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ヒメミズニラ
ミズニラ科
Isoetes asiatica (Makino) Makino
岩手県:Bランク        環境省:準絶滅危惧

形態 高さ5〜10cmの夏緑性の水生シダ。塊茎は2分し、胞子嚢を覆う蓋膜をもつ。葉は3〜7枚が叢生し、長さ10cm以下で短いが、水深などの生育環境によって変異が大きい。大胞子の表面に細かい突起がやや密に生える。
分布の概要 八幡平、千沼ヶ原、焼石岳に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、サハリン・千島・カムチャツカに分布する。
生育状況 亜高山〜高山帯の冷水湖沼の湖底に生育する。
生存に対する脅威 自然災害などによる水質汚濁や土砂の流入、渇水など。
特記事項 特殊な生育環境であるために生育地は限定され、個体数もきわめて少ない。
文献 井上幸三(1986)夜沼とほかの二つの湖沼の水草について,岩手植物の会会報23:1-4
高野祐晃(1983)岩手県南に分布する2,3の植物(2),岩手植物の会会報20:65-66
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