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イワヒバ |
イワヒバ科 |
Selaginella tamariscina (P.Beauv.) Spring |
岩手県:Bランク 環境省:なし |
形態 | 高さ10〜15cmの常緑性シダ。担根体や根がからまって仮幹を作る。その上に葉身状の枝を何十枚も放射状につける。葉身状の枝はやや斜上に開出し、2〜3回羽状に分岐し、中央部がへこんで漏斗状になる。乾くと著しく内側に巻き込むが、湿気を得ればもとに戻る。胞子嚢穂は小枝に1個頂生し、四角柱状となる。 |
分布の概要 | 岩泉町、雫石町、花巻市、北上市、奥州市、宮古市、釜石市などに分布する。北海道・本州・四国・九州・琉球、東アジア〜東南アジアに分布する。 |
生育状況 | 山地のやや湿った岩上や岩壁に生育するが、乾燥に対しても強い。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、盗掘など。 |
特記事項 | 江戸時代から観葉植物として栽培されている。観賞用に盗掘されることがしばしばあり、生育地・個体数とも減少している。 |
文献 | 大森鉄雄(1982)奥羽山脈毒ヶ森山塊,尻平川源流地帯の植物II,花巻市文化財報告書植物編3:1-22 鈴木實(2006)植物観察紀行(41),岩手植物の会会報43:53-54 |
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