| トップページ | RDBについて | RDBカテゴリー | 検索 |

タカネスギカズラ
ヒカゲノカズラ科
Lycopodium annotinum L. var. acrifolium Fernald
岩手県:Bランク        環境省:なし

形態 高さ10〜15cmの常緑性シダ。匍匐茎は地上を長く匍匐し、まばらに分岐し、やや開出した葉をつける。直立茎は斜上し、1〜数回分岐する。直立茎の葉は輪生し、深緑色でかたく、開出または反曲して、線状披針形で鋭尖頭となる。胞子嚢穂は小枝の先に1個頂生して無柄、円柱形となる。
分布の概要 早池峰山、薬師岳、五葉山に分布する。北海道・本州(中部地方以北)、北半球の温帯に広く分布する。
生育状況 亜高山〜高山帯の草原、ハイマツ林の林床などのやや乾燥した場所に生育する。
生存に対する脅威 登山者による踏みつけ、盗掘など。
特記事項 生育地、個体数とも少ない。
文献 菊地政雄・小水内長太郎(1961)陸中早池峰連峰の植物,pp53,上西科学教育研究会,遠野市
写真