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オオエゾデンダ
ウラボシ科
Polypodium vulgare L.
岩手県:Aランク        環境省:絶滅危惧TB類

形態 高さ10〜20cmの小形の常緑性シダ。根茎は横走し、密に鱗片をつける。鱗片は一様に淡褐色をなし、中央部だけが暗褐色となる。葉身は羽状に深裂し、側裂片は5〜15対つく。胞子嚢群は裂片の辺縁と中肋の中間〜わずかに中肋よりにつく。
分布の概要 和賀岳、六角牛山に分布する。北海道・本州(北部・山陰地方)、北半球の温帯に広く分布する。
生育状況 山地の林内で、岩場や樹幹上の湿度が保たれる場所に生育する。
生存に対する脅威 盗掘など。
特記事項 全国的に生育地が少なく、個体数も少ない。
文献 岩手植物の会(1970)岩手県植物誌,703pp,岩手植物の会
高野祐晃(1998)岩手県産植物分布資料(3)オオエゾデンダほか数種の植物分布について,岩手植物の会会報35:38-39
高野祐晃(2004)岩手県産植物分布資料(7)スナジスゲほか数種の分布について,岩手植物の会会報41:15-16
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