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タチヒメワラビ |
オシダ科(ヒメシダ科) |
Thelypteris bukoensis (Tagawa) Ching |
岩手県:Aランク 環境省:なし |
形態 | 高さ50〜80cmの夏緑性シダ。根茎は長く横走し、まばらに鱗片をつける。葉身は下部の羽片はやや短くなる長楕円状披針形で、2回羽状全裂。小羽片の基部は羽軸に流れて狭い翼でつながれ、羽状中裂する。披針形の羽片は水平に開出し、やや対生で、基部は無柄であることが特徴となっている。羽軸から葉脈にかけての軸に単純な構造の鱗片がある。 |
分布の概要 | 遠野市、住田町などに分布する。本州(岩手県・新潟県・長野県・山梨県)・四国、中国〜チベットに分布する。 |
生育状況 | 山地の林床や林縁の明るく、やや湿気がある場所に生育する。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、開発事業などによる生育環境の変化。 |
特記事項 | 分布の北限にあたり、東北地方唯一の生育地である。 |
文献 | 上野雄規(1985)北本州植物分布資料(2)タチヒメワラビ,東北植物研究2:54 |
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