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リシリシノブ |
イノモトソウ科 |
Cryptogramma crispa (L.) R.Br. ex Richards. |
岩手県:Aランク 環境省:準絶滅危惧 |
形態 | 高さ10〜30cmになる繊細な夏緑性シダ。根茎は短く、斜上してやや大きい株となる。葉は栄養葉と胞子葉(実葉)の二型からなり、胞子葉は大型となる。葉身は3回羽状に分裂し、裂片は披針形で、ふさふさして軟らかい。胞子嚢群は裂片の辺縁に近くつき、反転した葉縁が薄い祇包膜となる。 |
分布の概要 | 烏帽子岳、和賀岳、焼石岳、早池峰山、五葉山などに分布する。北海道・本州、アジア〜ヨーロッパ・北アメリカに分布する。 |
生育状況 | 高山帯の岩場で、岩石の割れ目や砂礫地に生育する。 |
生存に対する脅威 | 盗掘など。 |
特記事項 | 分布の南限に近く、いずれの生育地も個体数は少ない。 |
文献 | 井上幸三(1979)リシリシノブの分布について,岩手植物の会会報16:7-11 |
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