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コウライイヌワラビ
オシダ科(イワデンダ科)
Deparia coreana (H.Christ) M.Kato
岩手県:絶滅          環境省:絶滅危惧U類

形態 高さ30〜60cmの夏緑性シダ。根茎はごく短く匍匐する。葉柄は下部の鱗片は茶褐色で披針形、全縁となる。葉身は単羽状で、裂片は深く切れ込み、羽軸に達する。胞子嚢群は小羽軸近くにつき、半月形や鉤形で包膜も同形で全縁となる。
分布の概要 盛岡市厨川からの記録があるが、それ以外の県内からの情報はない。本州・四国・九州、朝鮮・中国東北部に分布する。
生育状況 林床のやや日当たりが良い湿った場所に生育する。
生存に対する脅威 森林開発など。
特記事項 前回は「情報不足」としたが、記録された場所は当時と生育環境が大きく変貌したため、確認は困難な状態にある。
文献 岩手植物の会(1970)岩手県植物誌,703pp,岩手植物の会
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