岩手県環境保健研究センター | ||||
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哺乳類の部屋トップページ > 調査研究内容 > 捕獲個体調査
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狩猟や有害駆除によって捕獲されたツキノワグマやニホンジカ,ニホンカモシカの様々な部位を狩猟者から送付してもらい,以下の分析を行っています。 |
@ 年齢査定 歯根部を薄くスライスして染色させると年輪が現れ,捕獲された個体の年齢が明らかになります。その結果,個体群の年齢構成が把握でき,個体群の増減をシミュレーションすることが可能になります。 |
歯根部の切片(ニホンジカ) ※画像には年輪数を示す黄色の数字(1〜16)が記入されています |
A 胃内容分析 胃内容を洗浄し,実態顕微鏡で観察することで,その個体が何を採食していたのか判断できます。 季節的・地域的な食物種の違いを調査したり,食害された作物種を特定することが可能になります。 |
ニホンジカの胃内容物(ササ) |
B 栄養状態の評価 腎臓に付着している脂肪量を測定することで,その個体の栄養状態を把握することが出来ます。 |
ニホンジカの腎臓 |
ライニー係数の変化 (岩手県 報告書より) |
C その他,岩手大学や盛岡市動物公園と共同で寄生虫検査や血液の成分分析,耐性菌検査などを実施しています。 |
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