岩手県産アカマツ横架材のスパン表について 1 スパン表作成の目的
スパン表とは、住宅建築において、梁や桁などの横架材の断面寸法がどの程度あれば、安全に柱と柱の間(柱間の距離がスパンとなります)にかけることができるのか、あるいは、ある断面寸法の梁がどの程度のスパンまでの安全に使うことができるのかを表にしたものです。 前回は岩手県産スギ材のスパン表を作成しましたが、今回は引き続いて「岩手県産アカマツ横架材のスパン表」を作成しました。本スパン表は、木造軸組住宅の梁・桁などの構造用の横架材として利用する場合に、住宅性能表示制度における「構造の安定に関すること」のチェック項目の1つである「横架材のチェック」を簡易に行う上で参考となることを目的としています。
計算に必要なデ−タは、これまでに岩手県林業技術センタ−で実施してきた岩手県産アカマツ平角材305本の曲げ強度試験結果のデ−タを使用して、岩手県の実状にあわせて横架材の材料基準強度を求めています。
アカマツの乾燥の状態別、強度等級区分した場合別、さらに参考までにベイマツを利用する場合との比較も出来るようにしています。また、スパン表では、スパンをメ−トルモジュ−ルと三尺モジュ−ルの2タイプ別に示しております。 2 スパン表の目次
解説編 (6ページ、ファイルサイズ 150KB) |
(1) スパン表作成の目的
(2) スパン表の適用範囲 (3) スパン表の計算条件 (4) 設計用許容応力度等の誘導について (5) 本スパン使用上の留意点 |
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