高性能林業機械オペレーター養成研修を実施しました
(平成20年8月25日から9月19日、19日間)

 

 この研修は、地域林業の中核となるオペレーターを養成するため、高性能林業機械による伐倒、造材、集材等の実践的な訓練を通じて技術を習得させるとともに、機械の構造、メンテナンス技術や安全に関する知識・技術等を習得させるために実施しているものです。
 研修を修了した人には、「高性能林業機械オペレーター認定証」を交付しています。

【今回使用した高性能林業機械】

ハーベスタ写真
"" ハーベスタ(KETO-100)
プロセッサ写真
""プロセッサ(GP-30A)
スイングヤーダ写真
"" スイングヤーダ(TW-232)
フォワーダ
""フォワーダ(MST-1500)

機 種
メーカー名
型 式
ベースマシン
備 考
プロセッサイワフジ工業株式会社GP-30EX-120(日立)平成6年導入
スイングヤーダイワフジ工業株式会社TW-232ZX-70(日立)平成16年導入
ハーベスタコーネケトネン社KETO-100REGA307(三菱)平成7年導入
フォワーダ及川自動車RMF-CB 平成7年導入
フォワーダモロオカMST-1500 レンタル

※スキッダ(イワフジ工業、T-40)については補助作業用として使用。

 

 実習で使用した機械は、プロセッサ、フォワーダ、スイングヤーダ、ハーベスタ、スキッダの5種類です。
 今回の研修では11名が参加し、講師の熱心な指導のもと、全員が全課程を修了することができました。

木材市況講義写真
""木材市況の講義
講義写真
""講義の様子
ワイヤースプライス写真
""ワイヤースプライス
低コスト路網実習写真
""低コスト作業路実習
伐木写真写真
"" 伐木実習
機械メンテナンス写真
"" 機械のメンテナンス
検知写真
""検知の様子

先進地事例研修写真
"" 先進地事例研修

認定証交付式写真
""認定証の交付式

 

【今回の研修プログラム】

研  修  内  容
時間
(学課)
  
開・閉講式
オリエンテーション・認定書交付式・全体討議
4
林業技術
作業路作設技術
4
伐木造材、林業架線の基礎知識
1
採材方法と木材市況、材積計算
5
作業システムの選択と生産コスト
2
高性能林業機械作業システム選択技術
3
機械基礎知識
高性能林業機械の構造と作業方法、点検整備と故障診断及び基礎操作
14
安全知識
安全作業及び関係法令 − 伐木造材、車両系建設機械、林業架線作業に関する法令
2
(実 技)
  
林業技術
ワイヤースプライス、伐採実習、はい積、検知、低コスト作業路作設
27
操作技術
スイングヤーダ、プロセッサ、スキッダ、ハーベスタ、フォワーダ等の操作方法
54
(現地視察)
先進地事例調査
3
合  計
 
119

岩手県林業技術センター